布屋さんを訪ねて数日後。OKの連絡をいただいたので、染色体験をしに工場に行ってきました。

↓布問屋初日はこちら

 

配車アプリでバイクタクシーを呼び、宿から出発。
お店に着くまでの25分ほどの道のりを運転手さんと話しながら向かいます。(よく喋る人だった)
バリの文化を説明してくれたり、わたしのバリ疑問に答えてくれて(チャナンってどんな意味がある?みんなお供えをするの?などなど)あっという間にお店に到着。

 

 

着いてそのまま今度はお店の人とバイクに乗って工場まで。

 

バリの道は混んでいて、そこかしこでクラクションが鳴っている。みんな怒っているというより、「横通るよ」「今後ろにいるよ」「曲がるけど気を付けてよ」そんな風に自分の存在をアピールしているみたい。

 

 

 

到着。いったいここがどこなのか私にはさっぱり分かりませんが、無事ついた。
大きな水槽、煮るための桶、見たことないものが沢山。

工場のオーナーさんはインドネシアのスンバ島出身とのこと。でもバリ島の方が仕事が沢山あるので今では工場をバリに作り家族で経営をしているんだそう。
急に来た日本人を皆さん本当に温かく迎えてくれて、写真どんどん撮りな、とか、もう一枚付やってみな、次の工程にはいるよ、とかとても親切にして頂きました。

 

私は日本で時々、枇杷の葉や栗、玉ねぎなんを使って、ちょっとしたタオルやTシャツや靴下を染めものをすることがある。いわゆる草木染です。
バリでも盛んなことを聞いていたのでここでもやっているのか聞いたら、それは別の地域とのこと。
ちゃっかり場所も聞いたのでいつかのお楽しみになるといいなと思っています😊

 

インドネシア語を話すオーナーさん
わたしはつたない英語
間に入って通訳をしてくれる布屋のスッタフ、クトゥ。

言語が違い言葉がスムーズに伝わらないからこそ丁寧に丁寧にコミュニケーションをとった時間でした。真摯に対応していただき本当に良い時間を過ごさせてもらいました。

 

 

色を染める第一段階。下地の色を染めるお兄さん。

 

 

ろうけつ染めの作業は金属の型に熱々に溶けた蝋を付けて布にスタンプしていく。
植物の模様、波のような模様、曼荼羅のような模様、無数の型があって、その中から好きな型を選ばせてもらいました◎

型は金属でずっしりとしていて、片手で大きく動かすのはなかなか重い!!これを何メートルとする職人さんのすごさたるや。
隙間を開けないように端から順番にスタンプをしていく。

 

 

 

蝋付け完了。こんな感じになりました。綺麗だなぁ。

 

 

 

グラデーションを作っているところ。下地の布かな?
細かくしわを寄せ、その上から別の色をかけることでグラデーションになっていく。
細かい手作業です。※これはわたしの布じゃないですよー

 

 

 

蝋のスタンプの後、さらにその上から一番表面にくる色で染め、ミョウバン的なもので色を発色させて、天日干し。
その後に煮沸してから冷やし、またも天日干し。とても手間がかかっている!

 

 

日陰に座ってぼーっと、風にはためく布をみる

 

 

こんな感じで3時間ほど過ごし染めた布達をもってまたバイクに乗って帰る。

念願ろうけつ染めの体験ができてご満悦です。

 

 

 

帰りは3店舗の布屋さんでときめいた布達を買い、帰路につきました。