コロナで自粛期間に入った頃から、今。夫婦の仲が良い。
この変化に心底びっくりしている。
物理的に何が変わったわけでもないのに、自分が旦那さんを想いやる心の余裕があるのをすごく感じる。
旦那さんも優しくなったような。
私が唯一したことといえば自分に向き合ったこと。
変わった事といえば、自分が自分に対して優しくなったこと。
自分の嫌いなところや弱さを受け止めてから、それに比例するように夫婦の空気が緩んでいった。
元々の関係は、かなりケンカが絶えない状況だったのだけど。
4月。自粛生活が始まって時間ができた。というか強制的に仕事が0になったから時間ができた。
正直、この先どうなるんだろうという不安や、先の見えない怖さを感じていたから最初はかなり戸惑ったけど
「あー、こうやって気持ちが大きく揺れ動く今こそ、自分の内面ととことん寄り添おう」と思ってひたすら向き合うことにした。
スワミジ(先生)の講座を聞いたり、その仲間と話したり、瞑想やヨガの本を読みふけったり、草花畑いじりをしたりして過ごしてたら
自分の性格を作る元になった幼少期の記憶をふと思い出した。
それをキッカケに自分が旦那さんの言葉にイラっとするときの、心の癖を見つけた。
先生がいつも話してくれるインドの伝統的なお話がある。
暗い山道を歩いていると、目の前に大きなニョロっと長い物体が横たわっている。
うわ!蛇だ!大蛇だ!と慌てるんだけど、落ち着いてライトで照らしてみるとそれはただのロープだった・・・ありゃま勘違いって話。
私たちは思い込みによって物事をあるがままに見れていないという例えのお話。
例えば、「良い主婦はこうしなければいけない」という思い込みが自分の中にあって、上手く出来ない自分をどこかで責めているとする。
そうすると旦那さんが何気なく言った一言に「出来なくて責められている」という自分の思い込みを重ねてしまう。
悲しさや怒りが条件反射のように出てしまう。
逆もしかりで、旦那さんにも生きてきた人生の分たくさんの思い込みがあって、私をその思い込みを通して見てしまう。
(恋愛の最初はポジティブな思い込み、時が経つにつれネガティブな思い込みになっていく気がする)
はて?お互いいったい何をみているんだろう?
「私の思い込みを通して見たあなた」は現実なのかな?
きっと違うよね。
家族や友達や仕事の人や色んな人がいて、その数だけ思い込みがあって
私たちが確実に変えられるの思い込みは自分のことだけ。
だからまずは自分に寄り添うことが一番大切だと思う。そうしたら、自分に正面から向き合う。めっちゃ痛い時もある。
でもひとつひとつ思い込みによる勘違いを剥がしていく。
自分が変われば見える世界が変わる。
そんなことを日々思ってぼちぼち向き合ってやってます。
蛇とロープの話
薄暗くて間違えてしまう場所、そのままだったら救いがない。でも主人公はちゃんと照らすライトを持っている。
信頼する先生たちは教えてくれる
あなたはちゃんとライトを持ってるよって教えてくれるのがヨガの教えで
あるがままの事をあるがままに見るための生き方のことをヨガという。