身体の構造って面白い。
みなさんは腰が痛いからって腰回りを揉んでも、何も変わらなかったことはないですか?
逆に離れた別の場所の触ったら途端に楽になることも。
それはなぜでしょう?
・・・ッチッチッチッポーン!
答えは身体は個々の部分ではなく、ひとつの大きな繋がりで出来ているから。簡単でしたかね🐥
今回はその中でも関節のお話です。
足首や股関節、腰椎や胸椎・・・
関節は【構造上動きが出やすい関節】と【構造上動きが出にくい関節】が交互に積み重なっているといいます。
動きやすい関節の上には動かしにくい関節があって、その上には動きやすい関節が。。。
とお互いを補うように支えあって、それぞれの役割を果たしています。
それぞれの役割が上手に果たされていると、バランスがとれていてからだも元気😊
問題は、何かの原因で役割が果たせなくなっている時(上のイラストみたいに)
主にその関節の上下にある関節の負担が大きくなります。
↓それぞれの役割はコチラ↓
①【安定性を持たせることが大事な関節】
は周囲の骨や大きな筋肉の支えが少なかったり、形がツルツルとすべりやすかったりして構造上動きやすい。
なのでほっとけば動いちゃいけない範囲まで自由に動けてしまう。
例えば
●腰椎:腰(腰椎)を見てみると胸(胸椎)と違って腰の周りは何の骨もない。(胸椎は肋骨に守られてる)
●首は5~6キロのスイカ一個分くらいの重さの頭を支えてくれている。
●ひざの関節はツルツルの丸いボールが平らな板の上に乗っているような形をしてる。不安定。
逆に
②【可動性を持たせることが大事な関節】
は周りに骨の守りが沢山あったり、沢山の腱や筋肉の働きによって構造上動きが制限されやすい。
なのでほっとけば、どんどんと固まる方向に行ってしまう。
例えば
●胸椎:肋骨に囲まれている胸椎は腰椎に比べて動きが制限されているから、意識して動かしてあげる
●股関節:股関節周りには沢山の筋肉や腱があるので動きが制限されやすい。なので座りっぱなしや立ちっぱなし、運動不足の影響をもろ受ける。
※股関節や肩甲骨は安定と可動どちらも大事と言われているよ。おおー確かに!って感じで面白いのだけど、ここでは長くなるので割愛します。
※詳しく知りたい方は“ジョイントバイジョイントセオリー“と検索すると出てくるよ。
目で見るとこんな感じ。
赤が【安定性をもたせることが大事な関節:スタビリティ】
青が【可動性をもたせることが大事な関節:モビリティ】
何が言いたいかというと
痛みのある部分ってそこを悪者にしがちだけど
実はあなたの身体を正常に保とうと誰よりも頑張っている功労者なのです!!!
まさにこのイラストみたい。
本当は沢山動きたいのに動けなくなった胸椎(グレーの服の子)の代わりに
元々動くのは得意ではない腰椎(ブルーの服の子)が必要以上に頑張ってしまいヘトヘトになってしまうパターン。
泣ける。。。
私たちに頑張る彼らのためにわたしたちに出来ることは
各関節が本来の役割を果たせるようにしてあげること。
骨の位置や筋肉を働かせるために・・・
●安定と可動を意識した運動をしてバランスを整える
繰り返さないために・・・
●自分の生活環境や身体の使い方を客観的にみる力を養う
まずはこの二つをやっていったら少しづつ身体も良いほうに反応してくれるんじゃないかな。
と松浦は思っています😊
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※松浦個人が各講座や書物で学んできたこと、それを実体験として感じた内容を記載しています。
痛み等はまずは専門のお医者さんにご相談ください。
内容のご指摘等ありましたら教えていただけると勉強になります。