感覚は100人100通り

 

「腕を前に伸ばす」と一言で言っても、実はその時に感じている感覚は一人ひとり違います。

例えばレッスン中、講師が「身体の真ん中から腕を長く伸ばして」とガイドしたとき。見た目は全員同じ動きをしていても、頭や体の中のイメージは様々です。


〇力を込めてグッと腕を遠くへ伸ばすイメージ

〇内側から風船を膨らませるようにふんわりと広げるイメージ

〇肩甲骨やお腹を引き連れてじわ〜っと伸ばすイメージ


などなど、どれが正解でどれが間違いというわけではなく、まさに豊かな十人十色。

同じ言葉を聞いて同じポーズをとっていても、受け取っている体感はみんな違う。その人らしい個性があります。

 

しっくりくる表現を探して

 

身体の感覚は「言葉のハマり具合」でもガラリと変わるとおもっています。

〇「力を抜く」という言葉はしっくりこなくても、「からだの重みを感じる」ことで力がふっと抜けたり

〇「股関節から倒す」という言葉がしっくりくる方もいれば、「ガラケーの様に折りたたんで」の方がしっくりくる方もいて


そしてしっくりくる表現に出会った瞬間、一気にコツをつかむ場面がクラスではよくあります。
わたし自身も、人や本や自然と出会うことで感じたり、教えて貰ったりして気づくことが沢山あります。

 

わたしはこの言葉の表現を広げることが講師の仕事のひとつだと思っています。

だからこそ同じ動きに対して、ひとつの表現だけじゃなくて100の表現を持っていたい
実体験から生まれる言葉を増やすために日々言葉探しをするのが私の趣味でもあります😊

 

 

\\ からの!!//

 

百聞は一見にしかす!「視覚」からのイメージ

 

…と。ここまで「言葉ってすごいね!」「感覚やイメージって面白いね!」をお伝えしてきましたが、今回は「百聞は一見にしかず」なお話です。

実は先日参加した数式の講座で、かねてから欲しかったものを作る機会をいただきました!

こちら、テンセグリティ構造の模型😍

 

 

(※骨と筋膜のようにそれぞれの張力などによりバランスを保つ立体のこと。気になる方はぜひ「テンセグリティ」や「ファシア」で検索してみてくださいね。)

 

この2週間、毎回のクラスでこれを使ったアーサナ(ヨガのポーズ)のイメージをシェアしてみました。
すると、皆さんの動きや呼吸がさらにグッと深まるのを肌で感じ…。
クラス後には、「体の中のイメージがしっくりとハマりいつもより伸びやかだったよ」という方々も。

 

 

五感のどこから深まるから人それぞれ

 

〇目からの情報が得意な方 (視覚的イメージなど)

〇耳からの情報が得意な方 (言葉のニュアンスなど)

〇体の感覚からの情報が得意な方 (直接的な体感など)

 

同じものを見ていても、情報の受け取り方は本当に皆千差万別。

どれかひとつではなく、様々な角度からアプローチを重ねることで、どなたにとっても「あ!これいいかも。」と身体と心がしっくりとくるような瞬間を作っていけたらと思います。