オーストラリアでの生活。
自然の景色に圧倒されることばっかりだった。
高い山が少ないから、空が広い。
真っ青で、雲は今まで見たことないくらい立体的。
昇る朝日で空一面が金色に
空の青と、土の赤、植物の緑のコントラスト。灰色の世界から原色の世界に来たような
自然の色のビビットさに驚く毎日。
ティーツリーレイク。
周りに生えるティーツリーより樹液が水にしみだして、茶色い湖になる。
アロマオイルにもなっているとってもいい香りの木で、肌もつるつるになる。
ほんとにこんな色してるの。奥に行くほど底が黒くて見えないから泳ぐのちょっと怖い(笑)
田舎に行けば360°大パノラマの草原が。地平線に沈む夕日と星空がいつでも見られる。
自分の目線よりも下に見える星なんて、初めて見た。天の川だって肉眼ではっきり見える。
毎日のように周りの景色に感動して、息をのむ程の一瞬の綺麗さがあって、自分の五感が刺激されてるのがわかる。
大人になって初めて大自然の中に身を置く生活をした。
オーストラリアでは約3か月間の農場生活をすることで、2年目のビザを申請できる制度がある。
働く場所は全国各地にあるんだけど、そのほとんどがド田舎。
私の行った場所はスーパーいくにも車で30分。娯楽施設なんてもちろんなし。家の横は牛牧場(時々脱走してくる)とパイナップル畑。隣の家まで歩いて3分。おしゃれなんて皆無。
今まで当たり前にしていたことが一切できない生活。
朝日の昇る前に起きて、日が沈んだら寝る。
本当に何もない。
なのに、周りにたくさんあった頃より満たされている。
今までしていた生活にこだわりすぎて、集めすぎて、逆に窮屈になっていたこと。
欲しいと思って求めてたものが、周りにある情報に流されていただけだったこと。
ヨガをに惹かれるもとになった心を、ここで初めて感じることができました。